・孤高

大きな世界に 一人立ちすくむ
俺を見てろと 背中で語る

またいつものように
彼はまん丸い楽器を奏でる

145km/hの幻想曲

歓声

悲鳴

驚嘆

落胆

すべては彼のための演出

あの劇場は
彼の一人舞台

魔球の数は 第120楽章

ソプラノ

アルト

テナーの色したフォーク・ボール

胡弓の音色に似たスロー・カーブ

涙を誘うストレート

愛を届けるなら高速スライダー


彼はまた孤高

孤高の舞台で彼の魔球を奏でる

さあ、見てくれ

彼の生き方を

すべての思いを
いつもどおりの姿勢に込める
彼のやさしい孤高を


・大丈夫

多分大丈夫
すべてを捨てることはしなくても

たった1mmの努力を
あなたのためにしようと思っている間は
絶対大丈夫

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